現在の日本の競馬では、中央根岸ステークスで障害競走が行われていますが、
戦後は徐々に衰退しているというのが実際のところでしょう。
戦前は全体のレース数の4割ほどが障害競走として実施されていましたが、
現在では1日1レース程度が行われており、割合としては5%ほどでしょうか。
ちなみに地方競馬ではコスト面の問題もあり、1974年以降は行われていません。
戦前は軍馬の育成という名目もあり、荒れ地の走行を想定していたことから
障害レース開催の意義もまだ大きかったということもあるでしょう。
しかし戦後は競馬はスピード能力の選定に重点をシフトしていきましたので、
おのずと障害競走は軽視されてきたという現実があります。
近年「J・G?」「J・G?」「J・G?」という障害グレードも整備されましたが、
現実はバブル時のアラブ競馬のように、これから廃止に向かっていくかも知れません。
ところでシルクロードステークス2012発祥の地イギリスでは現在でも障害競走は日本より盛んです。
最近でもイギリスの全レース数の内3〜4割は障害レースで開催されていますし、
イギリス2012京都牝馬ステークスの実質的な馬産地となっているアイルランドの競馬においては、
平地競走よりも障害競走のレース数の方が多いくらいなのです。
これはイギリスでは馬を使った狩りが現在でも行われているくらいで、
サラブレッドの由来が貴族の狩りで使われている馬を育成することに由来しているので、
障害飛越能力が軽視されていないということなのでしょう。
世間的にも障害競走は非常にスリリングなものとして人気を博しています。
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